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スクール生徒の声

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受験までにたくさんの作品を読む→鑑賞レポートにする!【家でできる受験対策必勝法】

s-S__128737284.jpg 演劇系大学受験生の皆さん!
受験では
古典・現代作品...の朗読
課題の作品について自分の感想を述べよ。という問題も
出題されるようですよ。

受験前に、たくさんの作品をみて読んで触れていくことも重要です。
月謝生Dさん、「キノの旅」という作品についてレポートしてくれました。

世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい

『キノの旅』鑑賞レポート
───世界は美しくなんかない。そしてそれ故に、美しい。───

これは『キノの旅』という作品の代表的なキャッチコピーです。

◆あらすじ◆
物語の舞台となるのは、それぞれ城壁に囲まれた様々な都市国家が散在する架空の世界。それぞれの国には全く異なる文化や文明があり、実に千差万別である。
これは、そんな国々を旅する人間キノと言葉を話す二輪車エルメスのちょっと不思議な旅の話。
ライトノベルにおける「寓話的異世界物語のさきがけ」と呼ばれた、新感覚ファンタジー作品である。

わたしが思う作品の魅了

ここからは、私が思う『キノの旅』の魅力を
大きく6つに分けて紹介していきます。

①興味をそそられるタイトル!
『キノの旅』には基本的に1つの話ごとに1つの国が取り上げられ、それぞれにタイトルがつきます。
タイトルはほとんど「○○の国」という形で統一されており
「人を殺すことができる国」や「優しい国」など、どれも興味を引かれるものばかりです。
タイトルだけではどんな国なのか想像しづらいところがミソなのです。

②アニメの作画の美しさ!
個人的に【旅】がテーマの作品にとって、作画の美しさは作品の要と言っても過言ではないと思います。
広大な大地や葉をつたう雫、暗い森で揺らめく焚き火の炎など
リアリティのある綺麗な映像は、見ているだけで自分も一緒に旅をしているような臨場感があります。

また、作中にはたくさんの国が登場しますが、その中には現実離れしたものも多くあります。
それらの国の特徴が、繊細に描き分けられており、この世界がどこかに存在するのではないかとワクワクさせられます。

③現実世界の風刺を込めた物語!
乗り物が言葉を話すというファンタジーさや、作画の美しさに反するように、物語の内容はただ美しいだけでは終わりません。
あらすじにもある通り、それぞれ国には独自の文化があり
国の中の人々はたとえそれがどんなに "変なもの" でも、決して疑うことなく普通に暮らしています。

国の中にいる人々と、何にも囚われない旅人のキノたち。
この対比した2つを交わらせることで【価値観の違い】を明確に感じさせています。
私たちの住む現実世界も、国ほど極端では無いにしろ
違う価値観を持った人達が集まったものです。
『キノの旅』は、物語を通して
【自分が感じる正解と他人が感じる正解は必ずしも同じでは無い】ということを改めて気づかせてくれます。

④最後までハラハラ!
主人公であるキノは、常に冷静に物事を判断し、行動します。
また、キノは口が堅く、自分の考えた計画を無闇に口には出さず
読者である私達にも、その思惑を教えてくれません。
そのため、キノが実際にアクションを起こすその時まで、何が起きるか分からないのです。

それぞれの国の文化に翻弄されながらも最後にキノはどんな選択をし、どんな行動をとるのか
予想しながら進んでいくのも楽しいと思います。

⑤何度も読みたくなる仕掛け!
原作である小説には、プロローグとエピローグとして旅の道中での話が書かれています。
しかし、少し普通の作品とは違います。

例えば第1巻のプロローグは「森の中で・b」、エピローグは「森の中で・a」という話が書かれています。
本来ならa→bという順番で進むはずの話が、b→aの順番で入れられているのです。
プロローグを読むだけでは意味が分からなかった話が、最後のエピローグを読むと話が繋がるようになっており、何度もループしたくなります。

⑥好きな形で楽しめる!
原作はライトノベルという小説の一種ですが
他にも漫画、アニメ、舞台など様々な形で展開しているので、各自が好きなものを選んで楽しむことが出来ます。
また、原作である小説は単話完結型のオムニバス形式の作品のため、長い話を読むのが苦手な人でも読みやすい仕様になっています。

s-S__128737286.jpg 今回は、私が大好きな『キノの旅』という作品の魅力について、精一杯お伝えしていきました。

『キノの旅』は、時に優しく、時に恐ろしく、時に切なく、時にハッとさせられるとても素敵な作品です。
見終わった後には、なんとも言えない感情が押し寄せてくると思います。
詳しい内容が気になる方はぜひ、お好きな形で『キノの旅』を鑑賞してみてください!

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