- 自分の事を話すと涙が止まらない
- 緊張でお腹が痛くなる
- テンションが下がると話せなくなる
そんな悩みを抱える人は少なくはありません。
特に、ここ数年、役者志望の学生さんの受験対策を行っていて、入試に必要な自己紹介やプレゼンをすると涙が止まらない人が多くなったように感じます。
- 泣きたいわけじゃないのに、涙が止まらない
- 下げたくないのに気分が下がる
- 行動に移せなくなり固まってしまう
実は、人前で話すときに涙が出てしまうのは、珍しい事では無く、心の動きやからだの 反応が関係しているのです。
今回のブログでは、その原因と今日から出来る具体的な対処法をご紹介します。
何故 涙がでてしまうのか?(原因は?)
涙が出てしまう原因は様々です。まず、貴方の原因を探ってみましょう。
どんな状況で涙が出ますか?
どんな話をするときか?
その前後は、どんな環境下にいるか?
他者がいるのか?どんな相手なのか?
思い出してみてください
緊張による自律神経の反応
人前に立つと「交感神経」が優位になり、心拍数や呼吸が乱れます。
ドキドキしたり、顔や頭がぼぉとした状態です。
その不安定な状態が涙腺に影響し、涙としてあふれ出してしまいます。
自分をさらけ出す恥ずかしさ
「自分の事を話す」ことは、心を開く行為です。
例えば、小さいころから本音を出さない子供だったり、我慢を強いられて育ったり。
心を開くことに慣れてないと、自分の弱さや本音を他人に見られる抵抗がある人もいます。その抵抗があると、涙で感情が表に出やすくなったりします。
感情が強く揺さぶられる過敏さ
周囲の人の視線や評価を過度に意識するタイプの人は、緊張から涙に繋がりやすくなる傾向があります。他者からの評価が過敏に気になるので、行動に移すことが怖くなってしまい、涙という反応が起きやすくなります。
涙が出てしまう・過度な緊張のための対処法
呼吸を整える(生理的コントロール)
呼吸に集中する方法は、メンタルの安定に大きく関与します。
呼吸に意識を向けることで「泣きそう」という思考から注意がそがれるからです。
結果として涙のスイッチが入りにくくなります。
声を出す際に、呼吸が浅いと声が震えやすくなり、それが涙を誘発もします。
腹式呼吸で声を安定させることは、涙の抑制につながるのです。
涙を抑える時に呼吸を使うのは
「心を無理にコントロールする」のではなく、
身体から心を落ち着かせるアプローチだあら効果的なのです。
腹式呼吸 即効性があります
背筋を伸ばす
花から4秒かけて息を吸う(お腹をふくらませる)
6秒かけて口から息を吐く(お腹をへこます)
発表や面接の直前に出来る即効性のある方法
カウント呼吸法
吸う時1.2.3.4と数える
息を止めて1.2
吐くときに1.2.3.4.5.6.と数える

数字を数えることで注意が呼吸に向き、不安の意識が薄れます。
片鼻呼吸
右手で右の鼻をふさぎ、左の鼻から息を吸う
今度は左の鼻を押さえ、右の鼻から息を吐く
逆に右の鼻から吸って、肥立ちの鼻から吐く

脳の左右のバランスを整え、心の安定を取り戻す効果が高い
ため息リリース法
大きく息を吸って、口から「はぁ~」とため息をつく
肩の力を抜いて3階繰り返す

簡単で即効性があり、涙腺の高ぶりを一気に和らげる
視線を分散させる
呼吸に気持ちを分散させるのと似ていますが、次は五感に分散させる方法です。
司会に見えている景色や、匂い等
五感をフルに使って、気持ちを別の事に集中させながら話してみてください。
「見られている感覚」が弱まってきます。
- 相手の眉間を見ながら話す
- 相手の頭上を見る
- 良いにおいなど気分が落ち着く匂いに集中する
ドキドキをワクワクに変えてみる
ドキドキするのは心臓がフルに活動して血液を全身に流すからです。
それを緊張=不安ととらえるのではなく、緊張=わくわくと捉えなおす事で、涙を抑えやすくなります。
人の身体の反応(バクバク心拍が上がる、手汗をかく等)、これらは「これは危険だ」と解釈しがちです。
その結果「恥ずかしい」「怖い」という感情が高まり涙が出ることがあります。
しかし、ドキドキは、身体が新しい挑戦に備えてフルパワーで動こうとしているサインなのです。
つまり、「カラダの反応が同じでも、頭の解釈次第で感情は変わるのです」

ポジティブな解釈
自分の脳は「言葉にしたことを現実だと信じる」性質があるので、自然と気持ちが前向きに変化しますよ。
ドキドキは悪い事ではありません。
力が湧いてきてわくわくしてきたと、解釈を変えてみましょう。
話す内容を紙に書き出す
事前に準備が出来る時は、「何を話そう」と頭に中で考えると混乱して涙を誘発します。
要点をメモに書いたり、声に出して練習したり、安心感が増して、落ち着いて話せるようになります。
感情の言語化トレーニング
日々感じたことを日記やスマホに言葉にして残していきましょう。
感情を言葉にする習慣を持つと、「涙で表現する」⇒「言葉で表現する」
その習慣が付いてきます。
小さな場数を踏んでおく
涙が出る環境を克服するには、小さな経験を踏むことです。
まとめ
人前で緊張したり、感情が揺れてしまうのは自然な反応です。
涙は必ずしも悪い事では無く、感受性の豊かさの表れでもあります。
大切なことは自分なりの原因と対処法を見つけ、その「感情」を「言葉で伝える力」に少しずつ育てていきましょう。
緊張や涙と上手に付き合っていく方法を探していきましょう。
緊張は悪者ではありません。
未来へのワクワクのサインなのです!
この記事を書いた人

IZUMI(玉置いづみ)
【IZMIC Be STUDIO】主宰
日本大学芸術学部演劇学科演劇コース卒業
元(㈱)アミューズでの新人育成講師
演技・ダンス・体幹トレーニングと幅広く指導に当たっている