IZUMIの豆知識

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演技レッスンの落とし穴 ワークショップ出るほど上がる人と落ちる人、違いを暴露

演劇学校・演技ワークショップ・演技未経験者がレッスンをする場は多くあります。
・有名な監督のワークショップ
・受験対策大手の塾
どこで学べば表現力が付くのか?
自分に合うところはどこなのか?
迷うところですね

私も大手芸能事務所で、若手の育成や、オーディションに多く立ち会いました。
現在も、小さなお子さんから高校・大学の受験生、役者志望の皆さんから趣味の演劇を楽しむ一般の方まで、演技のレッスンをしています。


どんな人が生き残れるのか?
どんなタイプがレッスンで確実に実力を付ける事が出来るのか?

正直な感想をお伝えします。
もし、読んでみて
【あれ?これ自分にも当てはまる...】
と感じることがあって、そこを見直してみたら
・レッスンが受けやすくなった
・自己肯定感が上がった
・レッスンで発言、行動がしやすくなった
・緊張が減ってきた
・自己嫌悪が減った

レッスンやオーディションや日々の生活が好転して貰えたら
教え冥利に尽きますhappy01

チェック1【失敗が恥ずかしい?】


先ず訪れる壁【失敗が恥ずかしい】
貴方はいかがですか?
失敗を先に想像して動けなくなってませんか?

【失敗するから恥ずかしい】に対する思い込みを整理するチェックしてみましょう。

貴方が、短いシーンを演じているとします。
自己紹介でも構いません。
どんな感情になりそうですか?
■感情Aパターン
・失敗したらどうしよう
・失敗はは悪い事だ
・間違えたら嫌われる
・間違えたら怒られる
・上手くやらないと笑われる

当てはまりましたか?

この感情が生まれてきたら、きっと行動にブレーキがかかりますね。
もしくは思い切りはできないですね。
常に不安があるので振り切った表現が出来ず
なんとなく時間をやり過ごしてしまうでしょう。

ーーーーー
次に、友達が(親友が)失敗したとしましょう。
例えば、
・台詞を間違えた
・言葉が詰まった
・アイディアが思いつかず、棒立ちになった
・声が小さい

さて、どうですか?感情Aパターンになりましたか?
普通の人であれば、Aの感情は出ないはず。
元より、自分のことで頭が一杯で、それどころではないかもしれません。
もし親友が失敗しても
【がんばれ~】とか【ナイスチャレンジ】とは思っても、
相手に対してネガティブな感情は沸き上がらないという事が重要です。

貴方が思うほど、他人は貴方をそう見てはいない!

つまり、貴方だけが失敗した時の他者からの反応を妄想しているのです。

チェック2【不安で動けない?】

チェック1で他者が貴方に対して、例え失敗したとしても、
ネガティブな感情を持っていないことが理解出来たとします。

それでも、失敗はイヤダ!
という感情が残っていませんか?
チェックしてみましょう。
演技の課題に直面した時、さぁやるぞ~という時、
どんな感情が湧き上がり、行動を邪魔してますか?

・失敗に対する不安
・出来ないという不安
・出来ない自分を許せない感情
・苦手意識が強い

当てはまりましたか?
その感情から、発言・行動が制限されてないですか?

失敗が悪い事、避けるべきことと考えてしまう時は、リフレーミングしていきましょう。

【失敗に対するリフレーミング】です。


■リフレーミングとは
思い込みや固定概念を別の視点から捉えなおすことで、ポジティブな視点を持つ考え方です。
【失敗】=【悪い事】ではなく、別の角度で【失敗】を捉えなおすことで、貴方の行動を促し、行動をポジティブに捉えようという考えです。

そこで必要なリフレーミングが

失敗は成長の兆し!

新しい事を初めてする時
難問に立ち向かう時
失敗や間違いは何回もやってきて、そこで、問題解決を工夫して、何回もチャレンジした結果、
乗り越えられます。
つまり、失敗した時は、自分が一歩成長する前触れというわけです。
出来るようになる、成長する兆しなわけですね!

実践⇒失敗⇒工夫⇒実践⇒失敗⇒工夫・・・⇒成長(成功)

行動の先にしか成長(成功)はありません
出来るようになったらやろう??
それでは、ずーーと出来ないままです。

【失敗】を【実験してるだけ】と考えなおし、上手くいくための【工夫点】を探している途中だ、
と考えていきましょう。



チェック3【自己肯定感】

苦手意識が勝ってしまう、勇気を出せない。
そんな時は、心の奥に隠れている【行動できない理由】をあぶりだしていきましょう。
チェック項目です。
以下の中で当てはまる事はありますか?

・出来てるなと思う他者と比べてしまう
・失敗やミスを過剰に恐れてしまう
・他人の視線や評価が気になってしまう
・出来ない自分を想像してネガティブになる
・きちんとやろうとしてしまう
・準備不足だと思うと動けない
・完璧主義だ
・〇〇しないと嫌われる

いかがですか?
当てはまるなと思われた人、自己肯定感が低いのかもしれませんね。

■自己肯定感とは
ありのままの自分を肯定する感覚の事です。

この感覚が低くなると、失敗しそうなことからはとにかく避けるようになります。
自己肯定感が低いが故に、少しの失敗でも自分の人間性まで否定してしまうためです。
なので、チャレンジの機会があっても
【自分なんかできるわけない】
と反射的に拒否してしまいます。

・失敗しそう
・評価が下がりそう
・嫌われそう
・恥ずかしい

等マイナスの想像で頭が一杯になり、行動せず【自分を下げない】道を選んでしまいます。
自分を下げないことはできても【上げる事・高める事】
はますます難しくなります。

もし自己肯定感の低さゆえに、行動できない時は、
自己肯定感を高める方法から見直してみてください。
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自己肯定感の高め方


不安を客観視する
【何が不安なのか?】
【どこが自信がないのか?】
等を書き出してみましょう。
頭から出して、外から自分の思考を見ることでメタ認知が働きます。

【これって、自分をただ過小評価してるだけでは?】
と現実的な見方が出来ることがあります。

不安や悩みを客観視することで、自分を認めてあげるキッカケをつかんでいきましょう。
【以前よりも前進してる】
【昔なら、もっと些細なことで悩んでいたな】
【解決しようとしてる時点で一歩すすんだな】

少しでも自分を認めてあげると、少しずつ次のアクションを考える姿勢がもてるようになります。

②完璧主義をやめる
言い換えると【失敗恐怖症】ですね。
目標を高く持つことは良い事です。
しかし度が過ぎると、今の自分を否定することになります。
完璧な人などいません。頭では理解していても、自分の足りないところばかりに目が行き、
結果、行動しないドツボにはまります。
準備不足を言い訳にしてしまったり、
〇〇すべき思考が強すぎたり、生きずらい道を選んでないですか?

長所も短所もあるのが人間ですから、今の自分を認めてあげましょう。
良いところは伸ばし、悪いところは工夫してみましょう
完璧主義の人は
70点でもやってみよう、ぐらいの感覚で~


③小さな目標をクリアーする
自己肯定感を高めるには、前進している感覚を持つことです。
やれば出来る!
これが出来た!
を繰り返すことです。
その為に、いきなり大きな課題に取り組むのではなく、目標設定を低くして、クリアー出来そうな段階まで、課題を小さく低くしてあげることです。
最終的な課題が100だとしたら、10ぐらいのレベルから、徐々にレベルを上げていきましょう


■人前で自己紹介が出来ない時
レッスンでは面接対策の一環としても
自己紹介は行っています。
なかなか、思うように話せない生徒さんも多くいらっしゃます。
そんな時、レッスンで自己紹介するという課題がストレス100だとして、
その課題を10個に小さくしてみましょう。

1 自己紹介文を書いてみる
2 書いた文章を部屋で一人で読む
3 ぬいぐるみ、友達の写真、ペット
等を相手に読んでみる
4 家族を相手に読んでみる
5 家族から感想をもらう
6 親友、少数に聞いてもらう
7 親友から感想をもらう
8 知らない人や先生なども含め人数を増やして聞いてもらう
9 聞いてくれた人から感想をもらう
10 レッスンの中で自己紹介を話してみる

小さな目標の第一歩はクリアー出来そうなことから始めましょう。
やれば出来る!の感覚をつかんでいくことがポイントです。



レッスンで上達する人は?まとめ


行動の先にしか成長が無い!
つまり、結果や他人の評価を気にしすぎず、行動の回数が多い人が
レッスンを受けていて上達する人です。

行動を制限する壁は、人により様々です。
あなたの壁を先ずは、見極めていきましょう。


多くのレッスン生は、誰でも最初【動けません】
行動が何より大切であり、失敗は悪い事では無く、成長の兆しだと捉えなおすこと。
それでも行動できない時は、何が自分のプレッシャーなのか考えてみる事。
自分のカルテを作ってあげて、大きな目標ではなく、小さな目標を達成していく過程で、自己肯定感を高めていくことをお話しました。

皆さんの夢が、いつの日か誰かの笑顔になりますように


この記事を書いた人

Polish_20220210_160806305.jpg IZUMI(玉置いづみ)
【IZMIC Be STUDIO】主宰
日本大学芸術学部演劇学科演劇コース卒業
元(㈱)アミューズでの新人育成講師
演技・ダンス・体幹トレーニングと幅広く指導に当たっている




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