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子役の滑舌トレーニングまとめ 苦手行克服決定版!

「子供の舌ったらずな喋り方」かわいいですが、
5〜6歳など小学校に上がる年齢に差し掛かると
いつまでも上手に喋れないのではないかと、
お友達と上手にコミュニケーションが取れないのではないかと、
心配になりますよね。
そんな子供たちのために、簡単にできる滑舌レッスンをまとめてみました。
お家でもチャレンジしてみてくださいね。

目次

滑舌は筋トレ

舌をたくさん動かそう
滑舌が悪くなる原因は、「舌が滑る」という文字通り、
「舌の動き」を上手くコントロール出来ないことにあります。

舌はほぼ筋肉で出来ているって、ご存知ですか?
「筋肉」ということは、「筋トレ」ができる!十分に鍛えられるということ!
大人の小顔体操などでも舌の筋トレは必ず出てきますよね。
舌の筋肉が鍛えられていないと、舌が上や下の歯の裏にある、
もしくは宙ぶらりんの状態にあります。

つまり舌を持ち上げる力が無いということです。
そのような状態では、舌を弾いて発音する行は至難の業ですねsweat01
まだ、筋肉が柔らかい幼児期から、しっかり舌のトレーニングをしていきましょう!
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永遠の鬼門「サ行」

1.大人も苦戦するサ行
日本語の発音の中でも、「サ行」は特に難しく、
大人でも、上手く言えないと苦戦する方は多いでしょう。
子供ですと「さくら」が「チャクラ」になったり、
「しんかんせん」が「ちんかんちぇん」になったりします。
タ行やチャ行を発音する際、舌先が歯茎の裏側や上の歯にくっつくのに対し、
サ行は舌の位置が、微妙なので習得するのが難しいのです。

2.舌の形をイメージしてやってみよう

動画の方法は、難しい舌の位置を簡単に道具なしで習得しやすくする方法です。
① あくび、をしてみましょう
② 舌が落ちて、お皿みたいに、へこむのわかりますか?
③ 舌をストローみたいなイメージに。そこに息を通します
④ 感覚がわかったら、【すぅ】と言って、息が強く出ていく感じ。
  ろうそくの火を吹き消す感じで発声しましょう
⑤ 【すぅ】が言える様になったら、母音を【あ】に変えます。
  【さ】になりましたか?

注意:
舌がベターと平たくならないように、あくびの舌を思いだしてください。
 【スゥ】を言って、感覚を慣らしましょう
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口が回らない「タ行」

1.上アゴを舌で弾く
サ行と同じく、ヒントは舌の位置。
タ行の時は、上顎を舌で弾くように使います。
そして、ただ弾くだけでなく、靴の底についたガムをこそげ取るようなイメージで、
舌を弾くのがポイントです。
 
2.ヒントはガムを噛む!やってみよう

① 大きなガムを顔全体で噛む真似をしてみましょう。
② だんだん、くちゃくちゃという音がしてきます。
③ その音をわざと鳴らすようにして、上顎を舌で弾く感覚を習得しましょう。

注意:
たくさん顔を動かして、唾液がたくさん出てくると、
くちゃくちゃと音がします。
このくちゃくちゃ音を使って、口の中で大きなガムを噛む感覚をつかんでいきましょう。

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息が続かない「ハ行」

1.息の出し方をコントロール
「発声」というと、息を前に前に出すイメージがありませんか?
ハ行の場合は、その逆です。
お腹に力を入れて、空気が漏れないようにすることがコツです。

2.後ろに向かってしゃべる

① 口の前にラップを広げて、息が漏れないイメージをつかみましょう。
② 実際に声を出すときは、前に出さないで、後ろに出します
③ 後ろに声を出そうとすると、自然にお腹に力が入ってきませんか?
④ 感覚がわかったら、何回も【後ろに言う】をやってみてください
S__48914519.jpg 3.お腹に力を入れて喋る

① 舌を出して、犬のような息遣いで短く「はっはっはっ」と呼吸しましょう
② お腹に手を当て、息を出すたびにお腹が引っ込む感覚を感じましょう。
③ その感覚を使いながら、短く「は、ひ、ふ、へ、ほ」と言います。
④ 慣れてきたら、「はひふへほ」とつなげて言ってみましょう。
子役ママからよく聞くお悩みで、
「笑うお芝居」が出来ないという声もよく聞きます。
笑うお芝居がわざとらしくなってしまう理由の一つは、
【腹筋が弱く持続しないから】です。
だから、口だけで「あはははは」と言うだけになってしまいがちです。

ハ行を極めて、
笑うお芝居や腹式呼吸もマスターしましょう
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力が入りすぎる「カ行」

1.カ行のコツは「脱力」
口や顔を大きく動かしてハキハキ喋る喋り方は、
顔の筋肉がよく動き、表情もとても豊かになります♬

一方で、自然体の喋り方とは、ちょっと異なり、
どことなくわざとらしくなってしまいますね

カ行は50音の中で強い音の部類に入ります。
強い音を発しようとすると、
どうしても力が入りがちなので、
まずはその余分な力を抜くことから始めましょう。

2.ゾンビレッスンで顎の力を抜く

① アゴを持ち、下にだらっとアゴを落とます。 ② アゴだけでなく、顔の筋肉全部をだらっと落として力を抜きましょう。
③ 力が抜けないと思ったら、アゴをもって少し左右に揺すりましょう。
④ 力を抜いた状態で、「かきくけこ」と言ってみましょう。
  しっかり発音出来なくて大丈夫です
頑張りすぎず、余分な力が抜けると、
自然な喋り方になり、子供っぽい喋り方からの脱却出来るようになってきます。
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脱ふにゃふにゃ喋り「ラ行」

1.声に力強さが生まれる
ラ行が言えない方の多くが、
声にイマイチ力強さが出ない方ではないでしょうか?

ふわふわ〜と喋るチビッコは、とってもカワイイですが、
元気に喋ったり、怒る演技などの強い演技の時には、ちょっと苦労しがち

ラ行で舌を弾く動きを覚えて、
声に力強さを出していきましょう

また、英語の「R」の発音のように舌が丸まってしまうお子さんが多いです。
日本人は、「R」と「L」の発音の違いに苦戦しがちと言われますが、
日本語のラ行は英語の「L」の発音と同じような出し方をしていきます。

ラ行のトレーニングは、
ダ行の発音練習でも応用できます

2.舌の動きを可視化する

① 用意するものは、折り紙と自分の指だけ。
② 折り紙を持ったら、折り紙に向かってデコピンをします。
③ 上手に紙をを弾けると、「パンッ」という音がします。
④ 指の動きと舌の動きは同じです。
  指を弾く感覚と、舌を弾くタイミングを合わせながら、
  「ら、り、る、れ、ろ」と一音ずつ発音しましょう。
⑤慣れてきたら、指を弾きながら「らりるれろ」とつなげて練習してみましょう。

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まとめ

滑舌が悪いから喋るのが苦手になったり、
聞き返されたりしているうちに、喋ることに自信がなくなったり、
そんな経験、大人にもありませんか?

人とのコミュニケーションを円滑にする
自信を持つためにも、滑舌が良いことに越したことはありません。

滑舌トレーニングは、やれば必ず効果が出ます!
目に見える成果は、自信になり、嬉しいものですよね。
ぜひ、やってみてくださいね。


この記事を書いた人

Polish_20220210_160806305.jpg IZUMI(玉置いづみ)
【IZMIC Be STUDIO】主宰
日本大学芸術学部演劇学科演劇コース卒業
元(㈱)アミューズでの新人育成講師
演技・ダンス・体幹トレーニングと幅広く指導に当たっている



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