
岩手在住のYさんは、日本大学芸術学部(通称:日芸)の合格を目指して
日々努力を続けています。
普段はオンラインで演技と体幹のレッスンを受けながら、
長期休みには上京し、対面での集中レッスンにも取り組んでいます。
GWも上京し、対面で演技、ダンス、体幹トレーニングとフルでレッスンに励んでいました。
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実はYさん、ダンスや運動が少し苦手。
でもそんなYさんだからこそ、学びがたくさん詰まった貴重な体験がありました。
「苦手なこと」でも挑戦できる
私はダンスに対して少し苦手意識があります。
今回のダンスクラスには、「できない気持ちに負けない」ことを目標に参加しました。
苦手なことはすぐには克服できません。
だからこそ、「笑顔で楽しむ」「まずはやってみる」ことを意識して、
初回のレッスンに臨みました。
...ですが、結果はうまくいきませんでした。
それでも、そこから大きな学びが2つありました。
学び①:心と体はセット。積極的に楽しむ!
まず学んだのは、「心と体の連動性」です。
振付は難しく、体力も追いつかず、
頭では理解していても体が動かない...
そんなジレンマに直面し、私の表情はどんどん曇っていきました。
その日のレッスンは、撃沈。
「楽しもう!」と思って臨んだのに、悔しい気持ちでいっぱいでした。
夜、ホテルでノートを見返したとき、
「失敗を恐れない」と自分で書いた言葉に目が留まりました。
その瞬間、自分が「体」に負けたのではなく、
「心」に負けていたのだと気づきました。
正しく踊らなきゃ、上手くやらなきゃ...
そんな気持ちに縛られて、「失敗すること」を怖がっていたのです。
対面でもオンラインでも、いづみ先生がよく言ってくれる
「できないのは当たり前。だからこそ、レッスンする」
という言葉に背中を押されて、次の日のレッスンでは、
まず「無理やりでも笑顔でやってみよう」と決めました。
すると不思議なことに、笑顔でいるだけで気持ちが前向きになり、
踊れなくても「楽しい!」と感じられるようになりました。
心が楽しいと感じたとき、体も自然と大きく動くようになったのです。
初めて、「ダンスが楽しい!」「表現が楽しい!」と思えました。
できるかどうかではなく、
「楽しもうとする気持ち」が何よりも大切だったと、強く感じました。
学び②:終わりよければ、すべてよし
もう一つの学びは、「最後まで踊る」ということ。
私はレッスン中、自分の動きに必死で、
振付が終わった瞬間「終わった」と思って力を抜いてしまっていました。
でも、そのときふと思ったのです。
もしこれが本番だったら?
観客が見ていたら?
映像で撮られていたら?
きっと私は、最後の一瞬まで気を抜かず、ポーズを保とうと意識するはずです。
でも「練習だから」と、どこかで気を抜いていた自分がいました。
受験生であっても、そうでなくても、
レッスンの中でも踊っている以上は「パフォーマー」
だからこそ、「最後の一瞬まで踊りきる」意識を、
これから大切にしていこうと思いました。
笑顔で、全力で、最後まで
うまくできたかどうかよりも、心を込められたか。
正確さよりも、見てくれる人に何かが伝わるか。
そんなことを意識して、これからも自分の踊りを少しずつ変えていきたいです。
笑顔で、全力で、最後まで。
そんな自分でいられるように、これからも向き合っていこうと思います。
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