初めに
試験前2ヶ月、演技経験ゼロ、総合型も公募を受けておらず、
一般選抜前も突然の進路変更でスタジオにやってきたRさん
もともとの内向的であまりテンションが上がるタイプでもなく、
正直、日芸の合格ラインとは程遠い印象でした。
ですが、2ヶ月という短い期間でしたが、どんどん吸収し、成長し、
何より自分の課題と向き合うことを辞めなかったRさん。
受験は、高校生にとっては人生の大きな節目だと思いますが、
長い目で見た時に自分自身の心や身体と向き合う時間というのは、
役者を続けるにしても、続けないにしてもかけがえのない経験です。
そして、それは、自分で考えるだけでは得られない、
行動した人にしかわからない自分の芯になることは間違いありません。
Rさんも、自分と向き合った結果落ち込んだり、辛いこともあったと思いますが、
最終的に自分がどうなりたいのかに辿り着き、合格を掴めたのだと思います。
Rさんのプロフィール
・合格大学:日本大学 芸術学部 演劇舞踊学科 演技コース
・併願校:日本大学芸術学部映画学科演技コース、
多摩美術大学演劇舞踊デザイン学科演劇舞踊コース、
立教大学現代心理学部映像身体学科、
昭和女子大学環境デザイン学科ファッションデザインマネジメントコース、
成城大学文芸学部芸術学科
・スタジオ通学期間:2ヶ月
・レッスン受講クラス:ジャズダンス、演技
インタビュー本編
スタジオに通い始めた理由
受験のための対策を行える点に魅力を感じ、体験レッスンを受けました。
体験レッスンを通じて、技術面だけでなく心理的な面も含めて、
自分を変えられそうな環境だと感じ、スタジオに通い始めました。
合格に役立ったレッスン
ぶれない軸を作る 体幹トレーニング
通常レッスンを受けておらず、試験の前日のみ参加しましたが、
1回受けただけでも、試験当日、歩いた時にいつもより身体がぶれずに歩くことができました。
たった一回でも効果が出るので、もっと理解し、レッスンを積んだら今後さらに良くなる気がします。私ももっと早く受け続ければ、合格はしたもののさらにベストな状態で、
試験に臨むことが出来たのではないかと思います。
感情を爆発させる
私は自分のことを恥が捨てられていないと思ったことはありませんでしたが、
一緒にレッスンを受けていた仲間からのフィードバックや先生からのご指摘で、
「緊張してるように見える」「恥ずかしそうに見える」と言ったことを言われたことがありました。
きっと自分で気づけていない奥底にある「恥ずかしさ」「殻」があったのだと思います。
そんな時に、演技クラスで「感情爆発」のレッスンを行いました。
感情爆発レッスンを行なったことで、本当の意味での自己解放が出来た気がします。
試験当日のアップの時間にも、感情爆発を行いました。そうすることで緊張がほぐれ、
自分の五感に集中しマインドフルネスな状態を作ることが出来たと思います。
上機嫌でいること
演技の基本である「よく見る、よく聞く、しっかり感じるを上機嫌で行う」という標語を、
何度も何度もレッスン中に確認し、先生からもご指摘いただきました。
この「上機嫌」という感覚が、自分の中でなかなか掴めず、
不安や緊張、できないなど、ネガティブ思考が表情に出てしまったり、
正解を探してしまうこともありましたが、
演技に集中して、しかもそれを本気で夢中になって楽しむと、
やっている自分も楽しいし、見ている人にもそれが伝わることがわかりました。
本当に、何度も何度もレッスン中に呪文のように自分に問いかけ、
先生からの何度も何度も「演技の基本は?」と投げかけられたこそ、
何か演技をする前に心の中で唱える癖がつき、試験中もお守りの言葉になり、
上機嫌で試験を受けることが出来たと思います。
面接時の思考のまとめ方
私は、喋ることが本当に苦手でした!
頭の中の思考をまとめることが苦手、言葉が出てこない、
出てきたとしても、思考が散らばっているから、相手に伝わらない、
自分でも途中から何を言っているのかわからなくなるという感じでした・・・!
演技の時間では、こまめに自分の気づきをシェアする「フィードバック」の時間があります。
その際に、「自分の発言をしゃべり言葉ではなく書き言葉にする」ということを教わりました。
そうすると、省くべき言葉がわかり、話がスッキリとし、結論が見えるようになりました。
レッスンでは、私が喋った言葉を相手にそのままノートに書いてもらいましたが、
「えーっと」や要らない修飾語が多く、自分でも驚きました。
その後は、自分が喋る前に実際にノートに書き、それをそのまま話すという練習をしました。
慣れてくると、書かなくても頭の中でまとめながら、話すことが出来るようになりました。
受験中にぶつかった壁
声が小さく、口の形がずっと変わらないことを指摘されて初めて気づきました。
また、不安がすぐに行動に出てしまい、キョロキョロすることも私の課題でした。
ですが、レッスンして、人に見られて、初めて自分が気づく課題でした。
例えば、学校で友達と喋る分には、声が多少小さくても、
口の形が変わらなくても、不安が顔に出ても、
私生活で困ることはなかったんだと思います。
受験対策レッスンで、はじめて人に伝える印象と自分のやっているつもりが乖離しているのか、自分発見にもなりました。
気づかずに試験に臨んでいたらと思うと、恐ろしいです・・・!
特にキョロキョロする癖は、受験だけでなく、
自分からモーションを起こせない私の性格を体現している癖です。
受験で困るなどというレベルではなく、
もっと先にも影響する自分の内面にも気付くことが出来、まずは逃げずにやってみよう
と立て直し、少しずつ克服していけたと思います。
スタジオで成長を感じた瞬間
自分の声・身体と出会う
演技クラスで行なった「スラッシュレッスン」は、演技の助けになりました。
台詞をもらい、その台詞を読んで
なんとなく雰囲気が変わるところにスラッシュを入れ、
スラッシュの度に声色や声の大きさ、高さ、速さや間を変えるというレッスンです。
そのレッスンのおかげで、「変化をつける意識」が身についたように思います。
身体表現でも、台詞でも変化をつけ、メリハリのある表現が出来るようになりました。
1番の収穫は、スラッシュの度に、自分の出したことの無い声を出した時、
体験したことない感情の演技をしていることを感じ、
その瞬間がとても楽しいと感じました。
演技の基本のよく観るよく聴くしっかり感じるを上機嫌でやる、
の上機嫌でやることの意味をこの時初めて理解することができ、
自分の成長を実感しました。
これから受験する人へのメッセージ
私は演技の経験がなく、2ヶ月という短い期間だったが日藝に合格することができました。
いつも自分よりできるスタジオの友達を見て引け目を感じていて、
合格など絶望的だと思っていましたが、最後まで諦めずに笑顔を忘れず、
明るく向き合うことでいい方向に進むことができたと思います。
これから受験する人もいろいろな悩みがあり、
前向きになれない日があるかもしれませんが、
それでも自分の夢や目標を忘れず、
初心に立ち返って明るく笑顔で最後までやりきることで、
きっと道が開けると思います。
総括
体験に来た時は、線が細く、頼りなさげだったRさん
レッスンを重ねるうちに、どんどん逞しくなっていきました。
Rさんの最大の武器は「素直さ」
言われたことを素直に吸収し、なるほどと新鮮な気持ちで全てを目から鱗と受け取ってくれていたように感じます。
受験間近になると、その素直さに強さが加わり、とても輝いていました。
自分が変わるきっかけはどこにあるか分かりません。
でも、そのきっかけを自分で掴みにいくことは出来ると思います。
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この記事を書いた人

IZUMI(玉置いづみ)
【IZMIC Be STUDIO】主宰
日本大学芸術学部演劇学科演劇コース卒業
元(㈱)アミューズでの新人育成講師
演技・ダンス・体幹トレーニングと幅広く指導に当たっている