初めに 多摩美受験をお考えの皆様へ
多摩美の実技試験の印象、参加受験生の声は、毎年同じで【めちゃくちゃ疲れた】【楽しかった】の二択です。
数時間に渡っての実技試験は、受験だという事を、うっかり忘れてしまいそうなほど、参加者全員で一つになって取り組物が多いです。
【受験じゃないみたい】そのスタイルこそが、多摩美の求める学生像と重なります・
みんなで協力し合い、一つの作品を生徒間で作り上げていく工程そのものが、多摩美生の未来の姿なんですね。
そして、もう一つは、【体力の必要性を実感】することでしょう。
大学に入ったら、この程度の活動量はこなしてもらいますよ~
と言われている感覚です。
受験対策は高校3年生になったら、走り込みなど体力をつけておきましょう。
当日朝からの準備
集合時間まで別棟で待機、試験官の先生は不在
試験場の棟からは私語厳禁
到着後、着替え終わった人からアップ可能
25分くらいアップできる時間(発声可)
(状況によってアップできる時間が伸びる)
携帯の電源は切る
試験会場に持ち込んでいいものは
①蓋のついた飲み物
②タオル
③筆記用具
④上履き⑤体温調節用の上着、のみ
試験前も後も更衣室使用可
配られた紙には書き込みできるが回収される
さぁ、戦いの前の緊張感で受験生は心臓バクバクの時間帯ですが、ここで行って欲しい事は、周囲の人と声を掛け合い、知り合っておくことです。
一人の世界に入らず、簡単な自己紹介から始めておきましょう。
知っている相手
全く名前も知らない相手
どちらの人とパフォーマンスがしやすいか?
一目瞭然です。
緊張をほぐせる時間帯だと考えてください
試験内容の全体
1️⃣ダンス
2️⃣台本
3️⃣エピソードトーク
4️⃣抽象的なカードの表現
5️⃣ブレストカードで創作
6️⃣大声コンテスト(中止)
これは、ここ数年内容と同じなので、目新しい事もなく、過去問題などあったて来た受験生は【今年も来たな!】と言う感覚ですね。
ダンスの実技試験
[ウォームアップ]
①普通に跳ねる
②力を抜いて跳ねる
③ジャンプして回転(左右)
④③を横からカノンのように回す
⑤長座体前屈
⑥開脚
⑦⑥から体を倒す(左・右・前)
⑧体育座りから勢いをつけておしりで回転
⑨⑧を少人数ずつやる
⑩体育座りから寝っ転がり、起き上がったら右足を上げてそのまま立つ(手を使って良い)
⑪⑩を少人数ずつやる
(午後の班は⑤〜⑦は削られた)
試験管の先生より▶︎
多摩美の授業をこの試験に圧縮しています。
できないのを前提に教えているので安心して。
柔らかいから評価するということではない。カノンはゆっくりと。
この先生のアドバイスと内容は、オープンキャンパスと同じでした。
ウォームアップも緊張せず、楽しんで出来ることを行いましょう。
[ステップ]
①自分の目の前に4つの点をイメージする
1️⃣ 2️⃣
3️⃣ 4️⃣
ここから体をゆらしながら左右の足で交互に点を踏んでいく
→4️⃣3️⃣1️⃣2️⃣1️⃣2️⃣4️⃣3️⃣
②それに加えて8のときに手を叩く、2周目は7エンと8のときに手を叩く
③後ろ向きで同じことをする
④ペアになって向き合いながらお互いにぶつからないように同じことをする
⑤④のまま音楽に合わせて同じことをやる
身体のコントロール能力、自分の身体の理解度が見られています。
焦らず、落ち着いて臨みましょう。
【台本】
出典:多摩美シアタープロジェクトびびび(9/14)
「アートマーザー」/作・糸井幸之介 ダイアログで、雨粒くんと涙粒さんの会話。
「君はだぁれ」から「わー!!」まで
雨粒くんも涙粒さんもやる。
2人のうち番号が早い方が抜けて次の人とやる。
読む時間が2分。
ひとペア持ち時間は45秒。
時間になったら切られる。
最後までできなくてもよい。
試験官の先生より▶︎
どこを正面にするとかは考えなくてよい。
2つの雫が落下中というシチュエーション。
「あめつぶ」ではなく「あまつぶ」と読む。
【エピソードトーク】
お題:恥ずかしかったこと
時間は40秒。シンキングタイム3分。
嘘を混じえてもよい。
時間が余った人には「まだ時間ありますよ」と声をかけていた。
嘘を混じえてよいから面白くしてほしい。
40秒経ったらぶつ切りでベルが鳴る。オチにたどり着かなくても続けない。
【抽象的なカードの表現】
[集団]
10人ずつでお題を表現する。声出しOK。ある程度時間が経つと次のお題が読み上げられる。
前のお題を引きずらなくてよい。
・体の水分を感じてください。
・扉を探してゆっくりと開けてください。
・星の数ほど歩いてください。
・雲の上にいるように歩いてください。
・春から夏への移り変わりを表現してください。
・スプーンで空気をすくって味わってください。
・地面からとても素晴らしいものを吸い上げて、口からほわっと出してください。など
[個人]
5つの課題の中からひとつ選び、1人40秒ほどで表現する。 ①ピース以外で平和を表現してください。
②知らない言葉で自分を表現してください。
③忘れかけていた歌を歌ってください。
④左手から右手へ「あるモノ」を流してください。
⑤見た目で体を軽くしてください。
①が人気で、⑤は1人しかいなかった。
終わったあとに何番を表現したか聞かれる。
【カードで創作】
イラストが書かれたカードを1人1枚渡される。 10分間お互いにカードを見せ合いながらグループを組む。なるべく1人はなし。
そのカードに書かれているものを組み合わせながら25分間ほど創作タイム。
時間制限はないが何十分もやらないでほしい。
早い者勝ちで手を挙げたチームから発表
終わったあとに何のカードだったか聞かれる
《カードの内容》
宝の地図、ハテナボックス、体が小さくなった人、切り株、1等賞を獲ったライオン、歯車、餅つき、おじいちゃん、など
試験官の先生より▶︎
カードは隠さなくてよい。自分がひいたカードの内容を自分で表現しなくてもいい。
どんなに多い人数でもよいがその分考慮すべきイラストが増えるのが注意。
結末は時間内に決めた方がよい(状況を見て制限時間を3分伸ばして頂いた)