【はじめに】なぜ「上手そうなのに落ちる」のか
日芸の実技試験について、毎年こんな声を聞きます。
「手応えはあった」
「練習では出来ていた」
「下手ではなかったと思う」
しかし結果は不合格。
実はこれは珍しいことではありません。
日芸の実技では、「できているように見える」ことと「評価される」ことは、必ずしも一致しないからです。
この記事では、これまで多くの日芸受験生を見てきた現場指導者の視点から、日芸実技で落ちやすい人に共通するポイントを整理してお伝えします。
日芸実技で落ちる人の共通点①「形をなぞっている」
もっとも多いのがこのタイプです。
セリフは言えている
動きも覚えている
振付も間違っていない
しかし、身体が思考していない。
日芸の実技では、「正解を再現できているか」よりも
その瞬間に身体が何を感じ、どう反応しているかが見られています。
形だけ整えても、身体が止まっていると評価は伸びません。
日芸の授業でも度々使われる表現ですが【息が吐けていない】状態では評価は伸びません。
共通点②「身体の準備ができていない」
近年の日芸対策で特に顕著なのが、身体理解の差です。 重心が不安定
動き出しが遅い
感情と動きがバラバラ
これは才能の問題ではなく、準備期間の問題です。
体幹・重心移動・床反力などは、短期間では身につきません。
春から準備してきた受験生と、夏から始めた受験生では、
この「身体の質」に明確な差が出ます。
共通点③「上手くやろうとしすぎている」
日芸の実技で評価が下がりやすいのが、
「失敗しないこと」を優先しすぎている受験生です。
日芸が見ているのは、
指示をどう受け取り
どう変化し
どう修正できるか
つまり反応力と柔軟性です。
安全な選択ばかりしていると、
「評価される変化」が起きません。
【まとめ】日芸で落ちる理由は才能ではない
日芸実技で落ちる人の多くは、才能が足りないのではありません。 準備の順番と時間が足りなかっただけです。
身体を育て、反応できる状態を作るには、
春から段階的に積み上げる必要があります。
実は、日芸対策で差がつくのは春から何を積み上げているかにあります
その答えがここにあります!
実技対策については、個別の状況に合わせた体験レッスンも行っています。
「上手く見せる」よりも、「変化できる身体」を作ること。
それが日芸実技対策の本質です。
この記事を書いた人

IZUMI(玉置いづみ)
【IZMIC Be STUDIO】主宰
日本大学芸術学部演劇学科演劇コース卒業
元(㈱)アミューズでの新人育成講師
演技・ダンス・体幹トレーニングと幅広く指導に当たっている