演技の受験・オーディション対策BLOG

S__69771362.jpg

日芸映画過去問題(2026公募)初心者がやりがちチェックポイント・自然と日常の違い

2026公募・映画演技 しぐさの課題

次の内容をしぐさのみで表現してください。
(設定)
夏休み中の誰もいない教室で、花瓶の水を変えようとしている
花瓶を水道まで持っていき、花を取り出す
花瓶の中の水を出して洗い、水を入れ直し、花を生ける
教室に戻ろうとした時、友達に声をかけられるが、
その拍子に花瓶を落として割ってしまう。
ガラスの破片を拾おうとするが、手を切ってしまう
その場を友達に任せて教室に戻る。
(そのまま退場してください)

映画学科の課題は「日常」

日芸映画学科の演技試験では、
日常生活に近い行動を課題として出されることが多くあります。

そのため演技初心者ほど、
「できるだけ普通に」「日常っぽく」やろうとしてしまいがちです。

けれど実際には、自然に見せているつもりでも、
観る側には何も伝わらない演技になってしまうケースが少なくありません。

演技初心者に多い、3つの傾向

台本をなぞる

見かけるのが、次のような状態です。

・目的なく、なんとなく登場してしまう
・日常生活のテンション感でダラダラと動いてしまう
・相手やモノに対する感情や感情レベルが不明瞭

書かれていることを「そのままなぞっている」と、
上記のような状態に陥ってしまいます。

日常と自然は似て非なるもの

映画学科の課題は、先述の通り、
「いかにも日常で起こりそうな行動」が多いのが特徴です。

だからこそ、自分の日常に寄せすぎると、
それはただの日常になってしまいます。
日常のテンション、日常の動きになると、
それは、あなた自身であって、役を演じているわけではなくなってしまいます。

「日常っぽい」と「自然」
この違いは、とっても難しいです・・・!

伝えるための表現としての演技

演技は、伝えるための表現です。

感情や目的が相手に届いて、初めて演技として意味を持ちます。

けれど、出しすぎれば嘘っぽくなる。
抑えすぎれば何も伝わらない。

この「ちょうどよさ」を掴むことが、
映画学科の演技試験では問われていると考えられます。

参考動画でチェックしよう

日常っぽい、ただ課題をなぞるだけの演技は、
実際にどう見えるのかチェックしてみましょう



2026年度映画学科演技コース 公募推薦課題

過去問題の全貌はこちらをクリック 

体験レッスンお申し込み

対面クラス・オンライン演技クラス
1時間から3時間まで、クラスは多彩にあります。
体験レッスンお申し込みいただきましたら、お電話にて、最適のクラスをご紹介しています。
先ずは、お気軽に雰囲気を感じにいらしてください。
体験レッスンのお申し込みはココをクリック

この記事を書いた人

Polish_20220210_160806305.jpg IZUMI(玉置いづみ)
【IZMIC Be STUDIO】主宰
日本大学芸術学部演劇学科演劇コース卒業
元(㈱)アミューズでの新人育成講師
演技・ダンス・体幹トレーニングと幅広く指導に当たっている



演技レッスンお考えの皆様 関連サイト

① 演技や身体、声の表現力を上げるための練習方法を動画でご紹介しているまとめサイトです。 表現を上げる練習方法を探している方は以下をご覧ください

② 日芸・多摩美・桐朋等大学の実技試験の過去問題のチェックは以下からご確認ください

③ 演技レッスンを動画で確認できます。以下をご覧ください。

④演技クラスの時間などのご確認は以下をご覧ください



アーカイブ 全て見る
サイト トップへ
Total Performance lesson Izmic Be STUDIO

東京都豊島区西池袋5-14-8
東海池袋ビルB1

JR『池袋駅』徒歩7分
東京メトロ『要町駅』徒歩3分

10:00~22:00 / 年中無休

お問い合わせ

体験レッスンお申込み