演技の受験・オーディション対策BLOG

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第二弾 演技の受験対策・俳優志望者必見|感情を自由に出せるようになる練習方法

演劇系大学の受験や俳優・声優を目指す方にとって、感情表現は合否や実力評価を大きく左右する重要なポイントです。
しかし実際には「泣けない」「怒れない」と悩む受験生や大人の役者志望者が少なくありません。
この記事では、演技のプロが実践する感情トレーニングを紹介し、泣く・怒る・笑うといった感情を自然に引き出すための具体的な方法を解説します。
受験対策だけでなく、舞台やオーディションでの表現力アップにも直結する内容です。

 

感情を自由に表現できる俳優になるために ―
大人・受験生向け感情トレーニング

なぜ感情表現が難しいのか?

大人になると、社会生活の中で「泣かない方がいい」「怒りを抑えた方がいい」といった無意識のブレーキが強くなり、舞台やオーディションで自然に感情を出すことが難しくなります。
演技における感情表現は「抑えてきた感情を解放する」作業から始まります。

貴方が感情を抑えてきた理由は何ですか?
・完璧主義(泣いたり、怒ったりしてはいけないという思い込み)
・周囲からの期待に応えたくて
・いじめられた経験がある
・感情を出すことに抵抗感がある経験がある

ステップ1:感情の記憶を呼び起こす

  • 小さな日常の体験をノートに書き出す(怒ったこと、泣いたこと、笑ったこと)
  • そのときの体温、呼吸、体の動きを丁寧に思い出す
  • 演技の練習中に、その記憶をトリガーとして再現してみる

これは「感情記憶」と呼ばれる基本的なトレーニングです。
特に受験生は、小さなエピソードをたくさんストックしておくと実技試験で役立ちます。


ステップ2:身体から感情を引き出す

感情は身体の変化と深く結びついています。
以下のようなワークを行うと、感情を出しやすくなります。

  • 怒りの練習:腕を大きく振り下ろす、足を強く踏み鳴らす → 声を乗せる
  • 悲しみの練習:背中を丸め、胸を押さえて小さく呼吸する → 涙が自然に出やすくなる
  • 喜びの練習:両腕を広げてジャンプしながら声を出す → 笑いのエネルギーを高める
呼吸の仕方や、身体の形、声の大きさなど変化させてみましょう。
形から入ると、心が付いてきます。
悲しい自分の顔を鏡で見ると、私は悲しいんだと自覚できたりします。


ステップ3:即興で感情を試す

短いセリフや即興シーンを使って、さまざまな感情を素早く切り替える練習をします。

  • 同じセリフを「怒って」「泣きながら」「大笑いして」など複数の感情で演じ分ける
  • ペアで練習し、相手の反応に合わせて自分の感情を変化させる

これは受験実技にも直結する大切な力です。
最初は上手くいきません。そきで諦めるのではなく、【今はまだ出来ないだけ】
と考えを変えていきましょう。
稽古を重ねることで、慣れていきます。

1か月・3か月のトレーニングプラン

◆ 1か月プラン(受験対策の基礎固め)

  • 毎日10分:呼吸法+発声練習(腹式呼吸、母音トレーニング)。
  • 週3回:「感情日記」...その日の感情を3行で書き、翌日声に出して演じる。
  • 週1回:「朗読」...課題文や小説を感情を変えて読む。

1か月で「声を安定させる・感情を声に乗せる」土台を作れます。

◆ 3か月プラン(実技試験に直結する力)

  • 1か月目:呼吸・発声+感情日記(習慣化)。
  • 2か月目:朗読+即興演技。異なる感情パターンを演じる練習。
  • 3か月目:試験を想定して「録画練習」→自分でチェック→改善。

3か月で「表現の幅」と「舞台度胸」が身につき、受験本番でも安定して実力を発揮できます。



応用の練習方法

スタジオで行った感情のトレーニングの動画サイトです。
ご参考にしてください
泣く・怒るの演技レッスン動画サイト⇒ココをクリック

泣く・怒るの動画

感情の爆発をイメージして練習してみました。
呼吸を変える
身体の雰囲気を変える
声の出し方を変える

演技未経験の受験生が、ここまで感情を出すことが出来ました。
これには、仲間との信頼関係も稽古場にあったからです。







まとめ ― 感情は"技術"として鍛えられる

泣く・怒る・笑うといった表現は才能ではなく、技術として身につけられます。
感情を引き出す記憶、身体の動き、即興の柔軟さを組み合わせることで、演技の幅は格段に広がります。

受験を控えている方や役者志望の方は、ぜひ日々の練習に取り入れてみてください。
感情を自由に操れることは、合格や舞台での成功につながる大きな武器になります。

感情のトレーニングシリーズ記事一覧

第1弾|小学生向け 感情表現トレーニング
第2弾|受験生・俳優志望者向け 感情表現トレーニング
第3弾|タレント・声優志望者向け 感情表現トレーニング 

    あなたの目標や課題に合わせて記事を読み進めてください。
    毎日の練習に取り入れることで、舞台やオーディション、収録の場で自信を持って感情を表現できるようになります

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この記事を書いた人

Polish_20220210_160806305.jpgIZUMI(玉置いづみ)
【IZMIC Be STUDIO】主宰
日本大学芸術学部演劇学科演劇コース卒業
元(㈱)アミューズでの新人育成講師
演技・ダンス・体幹トレーニングと幅広く指導に当たっている



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