演技の受験・オーディション対策BLOG

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【第一回 演技上達のコツ】演技レッスンを100倍効果的にする 上手い俳優はしている!演技を始める時に効果的な緊張対策レッスンまとめ

(2023,8,24加筆)
演技初心者あるある「緊張してよくわからなかった」sweat01 その不安を解消できれば、演技レッスンは100倍効果的になりますよ
(2023,9,15加筆)
ダンス未経験者から始める受験対策の為の身体表現の取り組み方について書きました。
ご参考にご一読ください
演技の受験対策の身体表現についてまとめ⇒ココをクッリク

目次

演技レッスンを始める前に

1.レッスンに必要なこと
貴方が、演技レッスンの初日、一番に感じる事は何か?想像してください。
レッスン内容の事だと思いますか?

いいえ、体験に来た人の多くが
【緊張した】と答えます。

【緊張】した状態で良い演技が出来ると思いますか?

答えは明白ですね。

演技のレッスンを受ける以前に、
先ずは【緊張しない状態】を作ることが必須なのです。

皆緊張します。
怖いと感じたり、恥ずかしいと感じたり、ストレスを感じない人はいません。

スポーツをする前に、ウォーミングアップするのと同じ様に、
演技をする前にもウォーミングアップが必要なのです。
良い状態でレッスンに入らなければ、レッスン内容も半減します。

つまり、演技レッスンをより効果的にするには、
レッスン前の状態を良くすることなのです。

心と身体を解きほぐす、楽しいウォーミングアップは沢山あります。

飽きないように、その日の雰囲気やメンバーの様子で
ウォーミングアップを選んでいきましょう。

2.レッスンにスムーズに入るために
ウォーミングアップは、どれも、演技レッスンの基本が入ってます。
ウォーミングアップから、演技レッスンへ
スムーズに流れて行けるように意識するとより効果的です。

ここで言う演技の基本は
・良く見る
・良く聞く
・しっかり感じる

それを楽しみながら行うことです。



演技の基礎レッスン〜緊張対策

1.ネーム回し

リズム感のトレーニングにもなり、笑いの耐えないウォーミングアップなので、
年齢や経験値に関係なく万人に対応するお手頃なレッスンです。

仲間の名前も覚えられて、身体も動かせるのでおすすめです。
コミュニケーションがまだ取れていない仲間同士の、時におすすめです。

リズムは2拍取ったら、2拍で名前を回す。

①クラップ
2回手を叩いたら、右手左手と親指を立てます。
右親指の時に、自分の名前を言う。
左親指の、時に相手の名前を言う。
これを繰り返して、名前を回していきます。

②アレンジ
クラップの部分をジャンプやボディクラップ
リズムを変えるなどしてアレンジしてみましょう

2回手を叩く変わりに、膝を叩いたり、
床に手をついたり、少しずつ運動強化を上げて行きましょう。
みんなでオリジナルのリズムを作るのも楽しいですね。

2.ネームバレーボール


ネーム回しを、今度は身体も使って行なうゲームにレベルアップ
身体を動かすと心もさらにほぐれてきますよ

2組に分かれて、バレーボールの試合をします。
サーブで相手コートにボールを入れます。
相手は3回以内にボールを返します。

バレーボールと同じルールですが、ボールの、変わりに名前を回します。
名前を言われた人が、ボールを打ちます。
打つ時に仲間の名前を言って名前を回していきます。

試合形式なので、このウォーミングアップも盛り上がります。

3.私・あなたボール回し

初心者の方でも、台詞の方向性や距離を感覚的に掴みやすくなります。
大切なことはアイコンタクト。
しっかり相手を見る、演技の基本も身につきます

自分がボールを持って「私」と言います。
相手にボールを渡しながら「あなた」と言って、どんどん回していきます。
基本は、ボールが1つでスタートします。
慣れてきたら、ボールの数を増やしてチャレンジしましょう。

4.拍手回し

リズム感のトレーニング、相手と協力するトレーニングです。
この時もアイコンタクトと相手の呼吸をはかることが大切です。
簡単なゲームであっても、相手と協力して何かをクリアすると、
初対面でも急に打ち解けやすくなります。

みんなで円になり、
となりの人に拍手を回します。
アイコンタクトを取りながら、隣の人に
グループみんなで、リズムを作って拍手を回していきましょう。

慣れてきたら《合図によって》
・逆回し
・1人飛ばし
・相手を決めずに
と、レベルアップしていきましょう。



演技の基礎レッスン〜アドリブ力アップ

1.感情回し

【え】【何で】この2つだけを使ってペアになり、
感情のトレーニングをします。

・泣く
・怒る
・笑う
どの感情も、短いセリフに想いを込めて、
相手とのアイコンタクトを大切に行いましょう。
自分で感情を作るのではなく、相手から受けた感情を膨らませていきます。

言葉は2つだけなので、意味に頼ることは出来ません。
ジブリッシュの、ウォーミングアップで習得した
【言葉に頼らない感覚】を大切にしてください。

2.いつどこで

演技には正解がないからこそ
たくさんチャレンジする感覚を身につけられるレッスンです。
【無我夢中】な状況になるように、
テンポよくレッスンを行うことがコツです
夢中になる、熱中すると、
脳が活性化し、どんどん楽しくなりますよ

①数名で行う。1人が指示役になる
②指示役が「いつ/どこで/誰が/何を/どうした」など、他のメンバーに当てていく

テンポ良くスピードを上げていきましょう
一見あり得ないものになって大丈夫!
失敗を恐れずにチャレンジしましょう

3.ポーズ回し

身体を動かすことでさらに脳が活性化!
頭で考えるフィルターを通さなくなる
身体からパワーを出すことが出来るようになるレッスンです。

数名で円になって、最初はポーズのみどんどん回していきましょう。
慣れてきたら、ポーズに短い声を加えて行います。
次は、1人がポーズをしたら、みんなでそのポーズを真似します
ポーズをする際、「せーの」「いきます」などの声をいれず、
呼吸をはかってみんなでテンポをつくっていきましょう。

4.ゼロゼロセブン

【演劇とは究極の集団活動である】
自分1人で行うのではなく、まずは相手を受け入れ、
それによる自分の変化を感じてみましょう。

演技ゲームでは、
失敗しても、失敗した空気感を感じ、
相手と一緒に楽しくその場を作り上げることを目指しましょう。

・ピンポンパンゲーム
ピン、ポン、パンの3語を1人1語ずつ言って回していく

・ゼロゼロセブンゲーム
①ゼロ、ゼロ、セブン、バキューンを1人1語ずつ言って回していく
②バキューンで撃たれた人は、
「うっ!」「カキーン」「キャッチ」の言葉で反応する
③撃たれた人の反応に対して、
周りの人も「いぇーい」「すげー!」「うそだろー」の言葉で反応する

最終的に、
ピンポンパンゲームとゼロゼロセブンゲームを
組み合わせて行う。



演技の基礎レッスン〜伝える力

1.彫刻レッスン

演技未経験の人でも、
台本経験者の熟練者の人でも、演技の基礎は?と問われたら迷うのでは?

今回の【彫刻レッスン】は、
出来ないことを実感することで、何が大切なのかを実感出来るトレーニングです。

なかなか課題が遂行できず焦ります。
もどかしくなります。
何でだよーって感じます。

その時、貴方には学びがあると思います。
【注意すべき事に気付きが生まれます】

やってみると楽しいですが、上手くは行かないはず。
楽しみながら【何か】に気づいてください
貴方が感じた【何か】が演技を滞りなくする上での貴方にとっての大切なヒントです。

2.ウソ/マジ/ホント

役者が伝えるのは、
台本に書かれた文字情報、言葉ではなく、
【感情】です。

思い切って言葉を排除しても、
相手にお客様に気持ちを伝えることが出来るか?
また、相手の気持ちを受け取ることが出来るのか?

気持ちのキャッチボールを楽しんでみてください

3.2人の絵画

自分が今新鮮に感じたことを、
素直に身体や声を使って発露することが【表現のベース】です。

・こんなこと言ったら変かな?
・分からないなんて言ったら怒られるかな?
・もっと上手に出来ないかな?
普段、ふと感じてしまうこの考え、
演劇には不要です!
何故なら、演劇に間違いはないからです♪

上記の考えから離れる方法が、
【今を生きる】 つまり、【今の目の前にあるこの瞬間に集中する】ことです。

4.「はぁ」って言うゲーム
"はぁっ"ていうゲーム、ベストアクトは
数年前に菅田将暉さんがTVで紹介していて流行りましたね。

久しぶりに演技クラスでもチャレンジしてみました!
やってみると、意外と普段よりもめちゃくちゃ一生懸命!
本気で伝える努力をレッスン生から感じました

生徒のS君に感想を聞いてみました

「自分が演技をする時は、
相手に伝えることを意識しました。
目線、声のトーン、顔の表情、姿勢などで、
自分の状態を相手に伝えることができるのだと感じました。
しかし、迷いが出たりなどで伝える意識が薄れると、
表現が曖昧になり伝わらなくなるのだと感じました

逆に、自分が見る側に回った時は相手の発する情報を
一つも漏らさないように受け取る姿勢を整えるように気をつけました。

よく見る、よく聞く、しっかり感じるという演技の基礎を徹底することが、
その受け取る姿勢を作るのだと実感しました!」

演技を学んでいる、もしくは学びたいという皆さん
相手に伝える努力を怠ってないですか?
そして何より、相手から受け取ろうという努力していますか?

演技はやるだけじゃなく、
受け取る方も全身全霊で受け取る姿勢が必要です!
ゲームを介するとより実感できますね!

◆やり方
①Aが【はぁ】【もしかして】【驚く】などの一言の台詞やリアクションを行う。
その際、【何を見て言うのか】などのお題に沿って行う。

②Bは、Aの演技を見て、【何に対しての】リアクション、台詞なのかを当てる

まとめ

緊張しないように!言い聞かせるといっても、
そう簡単に出来るものではありませんよね。
具体的に身体と声を動かして、解放することで、心と身体の準備ができます。
準備万端な心と身体であれば、吸収力も格段にアップしますね


この記事を書いた人

Polish_20220210_160806305.jpg IZUMI(玉置いづみ)
【IZMIC Be STUDIO】主宰
日本大学芸術学部演劇学科演劇コース卒業
元(㈱)アミューズでの新人育成講師
演技・ダンス・体幹トレーニングと幅広く指導に当たっている



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