演技の受験・オーディション対策BLOG

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多摩美・演劇舞踏コースの実技試験内容 2022一般 試験中に野田秀樹さんの指示が飛び交った

多摩美 演劇舞踊デザイン学科 演劇舞踊コース(2022) 一般試験

試験日 2022年2月6日~12日
合格発表 2月19日
受験生により、午前班と午後班に分かれて実施。

1つのグループ20人程度だとすると男性が7人ほどと毎年、男子生徒が少ないのが傾向


身体表現 1

→この試験のみ午前午後で内容が異なる


【午後班】

〇自由にウォーミングアップ(5分)→ウォーキング(5分)→早歩き(3分)→早歩きから徐々に速度を落とす(5分)→自分のタイミングで早歩きとゆっくり歩きを切り替える(5分)→ゆっくり歩きから徐々にウォーキングの速度に戻す(5分)→ジョギング(2分)→ジョギングしながら腕を回す(2分)→その場に留まり、ジョギングを続けながら全身を動かす(5分)→試験官の合図で、一気に息を吐いて体の力を抜く。脱力したあとは、体を自由に動かし、伸ばしたりゆるめたりする(5分)


〇二グループに分けられ、それぞれ2回ずつ行う。

30秒ほどジャンプした後、一気に体の力を抜く。脱力したあとは体を自由に動かし、伸ばしたりゆるめたりする(3分)


[途中の指示]

:・伸びている表現、伸びているポーズをするのではなく、自分の中で感じることを優先

・ジャンプ中も力が入らない


【午前班】 

[全員一斉]

〇歩く→つま先で歩く→かかとで歩く→ゆっくり歩く(かかとを意識)→早歩き→早歩きとゆっくりを自分のタイミングで→ゆっくりから徐々に走るまで→脱力で走る→脱力したままジャンプ→足踏みしながらその場で上半身を四方八方に振る(脱力した状態で)


※各3分〜5分程度


〇5人のグループテスト(45秒)

1回目

1.脱力してジャンプする

2.伸びる、力を抜くを自分のタイミングで表現する

2回目

1.脱力してジャンプする

2.下から上に向かって体を移動させながら、伸びる、力を抜くをやる

(上から下のグループもある)


指示:下だから抜くとか、上だから伸びるとかじゃなくて、上で抜いてみたり、下で伸びてみたりして


[途中の指示]

・空間を横だけではなく、縦や斜めも使って

・力を抜く時は、こんなことしたことないってくらい思いっきりしてみて

・見られている意識ではなく自分の体と向き合って

・向き合うからと言って目線は下げないで

・足の裏を感じて

・かかとに意識を集中させて

・自分の癖を見つけて修正して

・早歩きの時上半身の力を抜いて

・力を抜く時背骨や、首なども使って

・:曲線を意識して、色々な人と交わるのを感じて、同じルートばかり通らないで

・:どんなに遅くなっても止まらないように、周りを気にせず自分のペースで、足の裏を感じて

・:キョロキョロせず冷静に人を避けて、人生で1番早く歩いて、腰が引けないように

・:自分の普段の歩き方から外れないように、自分の体や体重移動の癖、体の反応と何回も出会って

・:足の裏を感じて、速度が戻っても歩き続けて

・:首や肩を大きく回して、脱力


身体表現 2

3人組を作って手を繋ぐ。手を繋いだまま移動し、3人のうちの誰か一人が後ろに倒れ込む。

あとの二人は、倒れ込んだ人の手を引いて起こす。これを繰り返す。

2グループ(6人)ずつ見られる。(3〜5分ほど)


[途中の指示]

:・会場全体を大きく移動して。

・素早く動き、休まない

・相手の力を感じながら動く

・場所を広く使い、流れで倒れ込むように


演技 1

台詞が書かれた紙(8ページくらい)が配られる。

野田秀樹 「彗星の使者」の台詞が書かれたページから、一文や二文だけ暗記する。

四人一組のグループになり、番号が若い順から、試験官の前に出てポーズをとり、台詞を言う。

それを見て次の人が関係を持たせるように台詞とポーズをとる。

最後の人がセリフを言ったら、また最初の人が動く。

これを何回か繰り返す。(5分)


[途中の指示]
・自分の周りの環境を想像することで空間を作る
・人から受ける影響を大切に
・関係性を作る
・声は大きく
・感情や動きを付ける


演技 2

(紙コップが四隅に置かれ、2m×4m程の空間が用意される。)

その空間のなかで、

貴方の大切な人

好きな人
尊敬する人

紹介する。

紹介する時、その大切な人は貴方と一緒にいるものとします。(45秒)

[途中の指示]

サイドで見ている人にも伝える意識(行動、声量)を持つようにするとアドバイス


演技 3

野田秀樹「宇宙蒸発」より、10行くらいの長い台詞を読む。

台詞は二パターン用意されていて、どちらかひとつを選んで読む。(1分ほど)


試験の様子:

ふたつのセリフはどちらも同じくらいの長さ。

古典に近い、意味の取りづらいセリフが出された。声が小さくて注意される人がいた。45秒くらい経つとベルが鳴らされるが、そこで止められる訳ではなく、殆どが最後まで読み終える。

途中で「はい、もういいです」と切られる人もいた。


傾向と対策

身体表現も演技も、他者との関係性を具体的に表現できるかに重視されていた傾向にあります。
試験官に、野田秀樹さんがいらっしゃったので、より多く、試験中に具体的にアドバイスや演出が出されました。
野田先生が、ご参加の受験の時には、その場での対応力も見られます。
通常のレッスンから、言われてことに果敢に対応する訓練は必要ですね。


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