日芸・映画学科演技コース　推薦試験内容（2022）試験内容から見える対策方法演技の受験・オーディション対策BLOG 池袋のダンススタジオ、演技・演劇レッスン、ボイストレーニング

演技の受験・オーディション対策BLOG

日芸・映画学科演技コース　推薦試験内容（2022）試験内容から見える対策方法

日本大学芸術学部映画学科演技コース（２０２２）推薦試験

試験日　２０２１年１１月２３日

合格発表　２０２１年１２月１日

面接票の記入は時間制限なし

面接票は、以下のような内容です。

これをもとに面接で話すこともあるので、事前に対策が必要です

演劇学科演技コースでは時間制限があることがあります。

　・印象に残った作品

　・志望の動機

　・将来の希望

実技

①　発声

受験番号●●番、名前です。出身は東京都で、学校は●●を卒業する予定です。

年齢は18歳です。

②　朗読(発声)

ペンを握る右手の指は曲がったままだった。背骨の圧迫骨折もそう。

70年以上、机に向かったからだ。亡くなる直前まで書いた。

「88歳が人生で一番いいとき、あとは老いてぼろぼろよ」と語っていたように

80代後半から何度か生死をさまよった。だが瀬戸内寂聴さんは不死鳥のごとくよみがえった。

2015年春も骨折やがんを乗り越えたばかり。

このとき92歳11カ月。京都・嵯峨野の寂庵（じゃくあん）で法話し、力強く言った。

　「命がある限り書く」。書くことへの意欲を失わない作家の情熱に打たれ、

連載エッセー「寂聴　残された日々」を持ちかけた。毎月届くのは万年筆の手書き原稿。

「遺言だと思って書いている」と言ってくれた。

出典：「愛した書いた祈った」『朝日新聞』記事より抜粋、朝日新聞社、2021年11月12日

③　演技

【設定】

雨風が強い日の昼休み。購買でパンを買って教室に戻るところ。

４階の階段を上がったら、屋上のドアが風に煽られて開いてしまっている。

雨が吹き込んでいるので閉めに行く。

屋上に出る踊り場に行くと、床がびしょびしょに濡れてしまっている。

パンが入っている袋が濡れないように、お腹に入れて服で覆う。

取っ手に片手を伸ばし、閉めようとするが動かない。

両手を使おうと、袋を濡れない場所に置くために、お腹から出そうとしたら、

ドアの外へ落としてしまった。急いで拾いに行く。

戻って袋を踊り場に避難させ、両手で力いっぱい引っ張って扉を閉める。

袋を取って戻ろうとするが、滑りそうになる。何とか堪えて教室に戻っていく

（そのまま退出）

④　セリフ試験

セリフに関しては

4人ずつ呼ばれ控え室に行って紙を渡され、

10分間練習できます。

インタビュー記事の一説を読みます。

去年、一昨年と現代文が試験されてます。

４年前の試験では昭和の作品が出題されたこともありました。

声を出したり、立って稽古することは許可されます

面接

面接で聞かれたことを読んでわかる様に【具体性】が求められます。

対策しましょう

試験官：志望動機書いてあるけど、自分の口から教えてください。

受験生：私は大学卒業後、女優として映画を通して世界で起きている人種、

障害、性への差別といった社会問題や現状を伝えたいです。

そのためには自分の演技のスキルと影響力が必要だと考えました。

そこで、映画という専門的な知識を深く学べ、8学科がひとつのキャンパスにあり多くの自分と違う価値観を持つ人と交流がしやすい貴学に惹かれて志望しました。

試験官：どうして差別とか考えた？

受験生：私の祖父や祖母が障害を持つ人をビッコと言っていたのを聞いてそれは違う、同じ人間なのにと疑問を持ったからです。

試験官：ご年齢は？

受験生：祖母が83歳、祖父は一昨年亡くなりまして87歳でした。

試験官：ちょうど戦争の..？

受験生：はい。そうです。

試験官：この中以外の作品で好きなものは？

受験生：美女と野獣です。

試験官：アニメと実写は？

受験生：実写版が好きです。

試験官：なぜ？

受験生：実写版のほうがドレスの装飾や野獣の傷跡がハッキリと詳細に描かれていて感動したからです。

野獣とガストンが戦うシーンでは迫力があり、高いところから飛び降りたりズームインして驚きを生み出したりと立体的で緊迫感が伝わってきてよりリアルだったからです。

試験官：最近心動かされたことは？

受験生：最近ディズニーランドに行き、美女と野獣のアトラクションに乗って感動してベルになりきった感覚で涙が出たことです。

試験官：どこが良かったの？

受験生：コーヒーカップに乗ってストーリーを進むアトラクションで、野獣が倒れてベルが祈るシーンの時に、苦しむ野獣の姿やベルの声が映画館のように立体的でした。

野獣の毛並みやLEDライトでバラを復活させるところが本当の魔法のように作られていたので、視覚と聴覚を全部使って楽しむところです。

試験官：行ってみたいねー

受験生：ぜひ！

試験官：うんうん。えっとー、演技はやってた？

受験生：はい。スタジオに通ってやっていました。

試験官：あー、貴学の卒業生がやってるって書いてるね。

受験生：はい。日本大学芸術学部演劇学科の卒業生がやっているレッスンスタジオです。

試験官：クラシックバレエとかは舞台系だけどなんで映画学科？？

受験生：舞台に行くよりも映画に行く方が私たちの世代など多くの人にとって身近で見やすい環境だと思い、自分が伝えたいことを表現するには映画だと考えたからです。

試験官：部活はソフトテニスか〜、なんでソフトテニス？

受験生：中学校でソフトテニスをしていて演劇部と迷っていましたが、

上下関係や練習時間が演劇部よりソフトテニス部のほうが厳しかったので、

厳しい環境に身を置くことで人間関係や体力、精神力を鍛えられると思ったからです。

試験官：ストイックだね〜

受験生：はい笑

試験官：尊敬していたりこうなりたいと思う人は？

受験生：高畑充希さんです。

試験官：なんで？

受験生：高畑さんは歌唱も素晴らしいですし、過保護のカホコなどのお転婆な役からシンデレラの吹き替えで大人な役まで幅広く演じていらっしゃるので、そのマルチな活動に尊敬しています。

試験官：伝えきれていない自己PRがあれば言ってください。

受験生：はい、私はこの通りいつも元気で明るく社交性の塊のような性格です。

また、高校2、3年生では学級委員と部活の副部長をしていたので、人をまとめる力と1歩引いてリーダーを支えることが得意です。

なので、貴学に入学した際には大人数の人とすぐに仲良くなり、自分から発言し、時には聞き手側にまわることが出来ると思います。

試験官：はい、ではこれで面接終了です

受験生：ありがとうございました！失礼します

試験官：はーい

試験官・受験生の印象

・面接官

面接は１０分ほどです。

面接官の先生は、フランクな印象で話しやすく、雑談のような雰囲気でした。

どの話にも驚いたり共感したり頷きながら話を聞いてくれました

1人はずっと目を見て話を聞いてくださり、

もう1人は受験生が話している時にその内容をずっとメモしていました。

・実技の試験官

実技は大谷尚子先生ともう1人男性（怖い圧迫感）でした。

合図は無く、自分のタイミングでスタートする事から、

指示待ちしないかをチェックされてると思います。

・受験生の様子

私語はコロナの関係で禁止

待機室では各々本を読んだりただ座って瞑想していたり面接票を書いていましたが、会話できるなら、スタジオで習ったように、お話をして緊張を解いた方が良いと実感しました。

・誘導の人

練習時間の監督生が親しみやすく

「緊張する？」「朝早かったでしょ？私も早かった〜笑」「がんばってくださーい」など、声をかけてくださり心強かったです。

受験生から今後の受験生へのアドバイス

IZMICのレッスンは必ず受けた方がいいと実感しました。

自分が笑顔が得意なので個人差はあるが、

上機嫌で人と違うことをして目立った方が良いと思いました。

練習の時に誰よりも早く声を出したし、

立って動きも朗読も出来たのは、レッスンのおかげですから！

レッスンをお考えの方はこちら

演技クラスの詳細⇒こちら

月謝割引制度について⇒こちら

過去問題の試験内容一覧⇒こちら

演技レッスン動画一覧⇒こちら

アーカイブ全て見る

サイトトップへ